さいたま市のトラウマトリートメントセンターりそーすは、臨床心理士、米国認定ボディワーカーによるトラウマ専門カウンセリングセンターです対応可能

トラウマとは?

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トラウマへの反応は、風邪をひいたら熱が出るのと同じ。誰しもに起きる身体の生理的な反応の1つです。
トラウマとは、元々ギリシャ語で「外傷」という意味を持っています。現在は、「心的外傷」=心の傷として、トラウマはよく使われている言葉となっています。
従来まで、トラウマは戦争帰還兵や災害・被害体験をした後に継続しておこる一連の症状(PTSD)として捉えられていました。
しかし、現在ではトラウマは、「私たち家族にも、友人にも、近所の人にも降りかかる」(ベッセル・ヴァン・デア・コーク,2014)日常にありふれたものという考えが出てきています。TTCRでは、トラウマをそのようなものとして考えています。

従来のトラウマ:

自然災害、戦争、交通事故、死を予感する被害体験、性被害、溺水、幼児期の虐待 など

TTCRでのトラウマ:

日常生活における家族、友人、学校、会社など関係性の中で起こる継続した一連の症状のこと。誰にでも起こりうるもの。トラウマ反応としては以下が挙げられます。
①突然つらい記憶と感情がよみがえってくる(フラッシュ・バック)ことがある
また明確な記憶が想起出来ないけれど、特定の人や場所に対して無気力になったり、激しい感情が出てきたりすることも含む(以前にした・された嫌なことを思い出して身体が固まったり、怒りたくなったりする状態)
②常に神経が緊張している方、または緩みすぎていて無気力(せっかち・怒りっぽい・何もやる気がおきない)
③記憶を呼び起こす状況や場面を避けて行動する(嫌なことを避けて行動しがち)
④感覚が麻痺する(友だちに家族や恋人の事を話すと「それすごい!」と言われるけど自分では普通)
⑤いつまでもそれらの症状が続く(1か月以上)
⑥医学的には問題がない、頭痛や体の痛み、身体の不調、慢性疲労
などが挙げられます(厚生労働省 みんなのメンタルヘルス総合サイトより一部改変)

トラウマ体験やそれにまつわる思考・感情の例:

・幼少期~大人になるまでの家族との関係での傷つき:
 親や家族にあまりほめられた覚えがない、ずっと自分が出来ない・苦手なことばかり言われた、自分の言葉に対して(怒りや悲しみなど)過剰な反応を示される事が多かった・機嫌によって反応が一貫しておらず不安だった、もしくは全く反応がなかった、親は何でも「いいよ」と言うけど顔が全く笑っていなくて怖かった、ネガティブなことが家では言えなかった、親の顔をみてつい行動してしまっていた、自分では決められず親が喜ぶので決めてもらうことが多かった、親からほめられたけど寄り添ってもらった実感がない、親(祖父母や親戚含む)やきょうだいに言われた自分自身の容姿のことが今でも忘れられない など
・恋人や夫婦関係での体験や感情:
 恋人・夫(妻)からの日常的な暴力を受けたりひどい事を言われたりした、恋人・夫(妻)から連絡がもらえないと不安でたまらない、不安でつい試すような行動ばかりとってしまい相手に嫌われてしまう、大切な人ほど嫌なことがあるとすぐに関係を解消したくなる、夫(妻)とはケンカができない(怒ってはダメと思っている)、ケンカをするとエスカレートしてしまう、夫(妻)の子どものような行動が許せない、イライラしたらとにかく1人でいたい・お酒や食べ物を摂らないといられない など
・友人関係での体験や感情:
 言われた悪口が今も心に残っている、仲間外れ、クラスの中での上下関係に苦しんだ 裏切られた体験がある、いじめた(いじめられた) など
・個人的な実感:
 自分に自信がない、怒りっぽい、あせりやすい、せっかち、自分で物事が決められない、自分は相手に怒ってもいいのかと不安に思う、ストレスにとても影響を受けやすい(心も体も)など
・学校や職場での体験:
 いじめ(被害や加害、目撃を含む)・仲間外れ、不登校、先生や上司からの恫喝、職場での人間関係・いじめ など
・通勤や通学での事故:
 交通事故、車の急ブレーキに驚いて体が固まった、自転車で転んだ、雪道で滑って転んだ、川に落ちた など
・手術や入院体験
ここまで読んで頂き、「それは私にもある、、、」と思われた方も多いかと思われます。そうなんです。トラウマ反応は、風邪をひいたら熱がでるのと同じく「生理的な反応」なので誰にでもあるのです。そのため、トラウマは特別なものではないといえます。
逆をいえば誰にとっても、今も覚えている小さな「いやな記憶や思い出」に伴う身体の不快な感覚を調整できると、様々な場面で生活が楽になり、「今を楽しく生きやすくなる」と考えられます。
TTCRではトラウマ症状を単に過去のつらい記憶としてではなく、今の人間関係と連続した、「誰もが持ちうる生理的な反応」として捉えています。そのため、思考だけでなく身体からのアプローチを主体としています。
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